こんにちは!ハルちゃんです。前回の記事ではちょっとシリアスなテーマとなってしまいましたが、今回は気分を変えて心理学のお話をしたいと思います🌟
本日はタイトルの通り、ユングの心理学について書いていきます♪
とはいえ、ユングの心理学をここで一気にご紹介するのは超大変なので、本日はその中の「人生の正午」という概念について私なりの考えも含めて語っちゃいたいと思います♪
最後までお付き合いいただけましたら嬉しいです!
精神分析学者 ユングってどんな人?
心理学は19世紀末のドイツから始まり、その後アメリカで発展して現代まで続いています。その歴史の中で多くの学者、研究者が活躍しており、様々な理論が展開されています。スイスの精神科医、心理学者であるC.G.ユング(1875~1961)はそんな研究者達の中の一人で、【分析心理学】という理論を創始しました。
心理学にあまり馴染みが無いという方も、【アドラー心理学】で有名なアドラーであれば聞いたことがあるのではないでしょうか。
また、【精神分析】を創設した精神科医、フロイトも耳にしたことがある人は多いと思います。
ユングはこの両名と並び、『心理学の三大巨頭』と称されています。
「人生の正午」とは
太陽は朝、東の空から昇りやがて西の空に沈み夜を迎えますね。ユングは人間の一生をこの太陽の動きになぞらえてそれぞれ
①少年期 (早朝日の出~)
②成年前期 (~午前中)
③中年期 (午後~)
④老年期 (~日没)
の4つの段階にわけました。
本日お伝えする「人生の正午」はこの4段階の②成年前期から③中年期へ変わる時期を指します。人生の前半から後半へ、一日の午前から午後へ。年齢としては40歳頃といわれています。
そしてユングはこの午前から午後へ変わる時期を『人生最大の危機』であると考えました。人生の前半は基本、成長や発展を続けていくものです。①少年期から②成年前期においては身体的、精神的成長、知識や経験を蓄えて上り調子の活動が当然のように営まれます。太陽がぐんぐん上り気温が上がっていくように。ところが、正午を過ぎると太陽はこれまでとは逆に下降していきますね。人生の午前中では当然であったことが通用しなくなってきます。この下降は「午前のすべての価値と理想の転倒である」といわれています。したがって、中年期の転換期ではこれまでの生き方、価値観といったものを転換する必要があります。人生の午後における課題は「自己に対する真剣な考察」、そして「人生の前半で排除してきた自身を見つめ、取り入れること」であり、ユングはこの過程を「個性化」と呼びました。
しかし、人間そう簡単に「はい、そうですか。じゃ、これからパッと考え変えます」なんて器用なこと、そうそうできませんよね。そして、個性化に失敗する、午前の生き方で午後も生きようとするなど、適正な過程を踏めない可能性もあります。
だから、この時期は『人生最大の危機』と考えられているのです。
『人生100年時代』で考えるライフサイクル
私事になりますが、数日前に誕生日を迎え、またひとつ人生の正午に近づきました。そして上記の内容をドキドキしながら書いていました😅
さて、ここからはワタシが勝手に考える「人生の正午」についてお伝えしたいと思います。
昨今、人生100年時代なんて言われて久しいですね。
ユングが生きた時代と現在とでは平均寿命や雇用事情等が大きく異なります。医療が発展し食糧も多彩になり、より多くの情報を入手できる時代となったイマの社会。そんな発展の影響なのか、現代を生きる多くの人はかつてと比べ、若々しさや力強さを持っているのではないかと私は考えています。私が高校生だった頃の30代後半の人と現在の30代後半の人とでは全く印象が違います。同様に40代、50代、その先の年代の方も多くの人がかつての同年代と比較して若々しく、且つ生き生きとして見えるのです。
そう考えると、この「人生の正午」は必ずしも40歳頃と限らなくてもいいのではないかと私は思いました。もちろん個人差はありますので、一概に「ここだ」と断言するわけにはいきませんが、ザックリいうのであれば50~55歳くらいを「人生の正午」と考えても良いのではないかと思います。また、様々な事情を抱えることで世間一般通りの人生を歩めない人もいます。周囲の人と比較して少し遅れて人生のイベントを通過する方も少なくないと思います。そうした意味でもこの「人生の正午」の個々での捉え方は柔軟にしても良いのではと考えます。でないと、「もう〇〇歳だ!どうしよう!」と変にプレッシャーになってしまいますしね。いずれにしても、一瞬一瞬を大切に生きていくことはとても重要だと思います。「時は金なり」とはよく言ったものです。これにワタシが勝手に付け加えるなら「時は命なり」ですね。日常から時間を大切にして活動していれば今回お伝えした「人生の正午」も楽に乗り越えられるのではないでしょうか!(^^)!
今回のお話は以上となります。
この1週間、新型ウイルス関連のニュースはより深刻なものとなり、出口が見えない状況が続いていますね。一刻も早い収束をただただ願うばかりです。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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