こんにちは。ハルちゃんです。
9月も早いもので終わり間近ですね。
私は先日新型コロナウイルスのワクチン1回目の接種に行ってきました。先週の金曜日に休みを取って朝9時くらいに打って、昼頃から腕が痛み出して、その後37度ちょいの熱が出てきました。幸い、そこまで体調が悪くなるわけでもなく、予め準備しておいた解熱剤を服用することで熱は治まりました。どちらかというと、腕が痛い方がキツかったというのが受けてみての感想です。
正直、結構ドキドキでした。というのも周りの人の話をきくと、熱が上がったケースが多かったのでかなりビビッてました(・_・;) 結果的に軽めの副反応で済んだのでほっとしていますよ。2度目も無事に終わるといいな、と思うのでした。2度目は10月になります。
さて、本日のテーマはストレスについてお話していこうかなと思います。
前回の記事で『ホームズとレイの社会的再適応評価尺度』というものについてチョロっと触れたのですが今回はこちらについて、ご紹介してまいります。
注)本記事の内容にはハルちゃんの個人的主観に基づく考察が含まれておりますので予めお含みおき下さい。
社会的再適応評価尺度 とは何ぞや?
社会的再適応評価尺度というのは、アメリカの学者ホームズと医者レイによるストレスに関した研究の末に誕生した『ライフイベント法』になります。
『ライフイベント法』 というのは、ストレス要因の程度を測る為のツールみたいなものと捉えていただければよいかと思います。
社会的再適応評価尺度ではホームズとレイの調査研究に基づき、43項目ある各ライフイベントにそれぞれ0~100点のストレス度の点数が設けられています。
以下に引用しますね。
ストレス度表 《出典元》ホームズとレイのストレス度表(社会的再適応評価尺度Social Readjustment Rating Scale:S.R.R.S.)
【順位/ライフイベント/得点】
1./配偶者の死/100
2./離婚/73
3./夫婦別居生活/65
4./勾留/63
5./親族の死/63
6./個人のけがや病気/53
7./結婚/50
8./解雇、失業/47
9./夫婦の和解、調停/45
10./退職/45
11./家族の健康上の大きな変化/44
12./妊娠/40
13./性的障害/39
14./新たな家族構成員の増加/39
15./仕事上の再調整/39
16./経済状態の大きな変化/38
17./親友の死/37
18./転職/36
19./配偶者との口論の大きな変化/35
20./1万ドル以上の抵当(借金)/31
21./担保、貸付金の損失/30
22./仕事上の責任の変化/29
23./息子や娘が家を離れる/29
24./親戚とのトラブル/29
25./個人的な輝かしい成功/28
26./妻の就職や離職/26
27./就学、卒業/26
28./生活条件の変化/25
29./個人的習慣の修正/24
30./上司とのトラブル/23
31./労働条件の変化/20
32./住居の変更/20
33./学校を変わる/20
34./レクリエーションの変化/19
35./教会活動の変化/19
36./社会活動の変化/18
37./1万ドル以下の抵当(借金) /17
38./睡眠習慣の変化/16
39./団欒する家族の数の変化/15
40./食習慣の変化/15
41./休暇/13
42./クリスマス/12
43./些細な違反行為/11
チョロっと解説・考察
以上がホームズとレイのストレス度表(社会的再適応評価尺度)になります。
いかがでしたでしょうか?
1年間でこれらの中で当てはまる項目の点数合計によって翌年の1年以内に心身に何らかの疾患等不調が起きるリスクがあるといわれています。
その割合は点数150点以上200点未満では凡そ4割。
200点以上300点未満では凡そ5割。
そして、点数が300点を過ぎるとその割合は凡そ8割に及ぶようです。
社会的再適応評価尺度は1967年のアメリカで創設されたものですので、項目によっては解釈が異なる部分もあるかとは思います。項目と点数に関しても当時の調査研究に基づく設定ですので、場合によっては個人差があるかもしれませんね。とはいえ、現代の日本社会にも十分当てはめて考えることができる部分は多々あるのではないでしょうか。
もし、この表に照らして点数が高く出た方は注意が必要ですね。
ちなみに、余談ですがハルちゃんが職場で専任の衛生管理者として新人さんの社内安全衛生教育を担当していた時にこの表は大いに活用させてもらっていました。
さて、ここからは考察をしていきたいと思います。
一見楽しいライフイベントにもストレス要因が存在する
順位こそ低く設定されてはいますが、よくよく見てみると
❝ 41./休暇/13 ❞
や
❝ 42./クリスマス/12 ❞
といったテンションが上がりそうな項目があります。
一見、楽しいイベントとも解釈できそうなイベントといえど、やはりそこは『刺激』のひとつとしてストレス要因となり得るといえそうです。
以前、年配で独身の方が話していたのを思い出しました。
それは
❝仕事が休みの日は嫌だ。だって誰とも話さないから❞
という主旨のものでした。
私も来年二度目の成人式を控えるもいまだ独り身。。理解に難くない限りです。
だから、クリスマスも世間は楽しいお祭りムードかもしれませんが、人によってはそれがストレスとなり得る場合があるということですね。
ちょっと話が横に逸れますが、以前『3つのR』の記事を挙げた際に
❝悪いシゲキ❞
❝良質なシゲキ❞
ということをお伝えしました。その時に良質なシゲキは日常のストレス軽減に効果があるという考察をしました。
勿論、そのこと自体は正しいと私自身考えていますが、あえて補足をするならばそれはあくまで
❝心身が無理のない状態の時❞
だと考えられます。
したがいまして、いくら楽しいイベントであってもココロもカラダも弱っていたら、せっかくの良いシゲキも悪いシゲキに変わってしまいかねません。
なので、注意は必要ですね。
一見喜ばしいライフイベントにもストレス要因が存在する
こちらは前回の記事でも少し触れました。一見、喜ばしい華やかに見えるライフイベントにもストレス要因は存在します。
例えば
❝ 7./結婚/50 ❞
私の様な独り身からすれば大変羨ましいライフイベントではありますが、やはりこれまでの生活スタイルがガラリと変容するという意味でストレス要因項目となっていますね。 そうしたことから
❝28./生活条件の変化/25 ❞
とも繋がりがありそうです。
また
❝ 25./個人的な輝かしい成功/28 ❞
というのも一見喜ばしいことではありますが、その後のプレッシャー等を考えるとストレスになり得る側面はありそうですね。余程自分に自信があって自分大好きでないとキツそうです。
前回記事では昇進や栄転に際してのココロの持ち方をお伝えしましたが、実際昇進とかプレッシャーかかりますよね。栄転も勤務先が変わったりする場合、引っ越しや単身赴任といったやはり
❝28./生活条件の変化/25 ❞
に繋がっていきます。
そう考えるとこの変化に対応するということは中々にエネルギーを要するといえます。そこには大きな刺激があり、それをプラスの方向に捉えることができる人は
❝ワクワクする❞
と思えます。これは良質なシゲキといえましょう。
ところが、そうでない人は緊張や不安といった悪いシゲキを受けることになり、結果ストレスを感じてしまいます。
かのダーウィンは進化論において、変化に対応できるものについて言及しています。また、成長には変化に対応し、乗り越えることが必要な場合が多々あるといえるでしょう。
しかし、一方で自身の心身の状態を冷静にみつめ(又は第三者にみてもらい)、都度都度最適な判断で物事に対処することも大切なのではないでしょうか。
体験談 ~ものすごいストレスだったと後から気づいたハナシ~
私ハルちゃんの直近の体験談をお話します。
ここまでストレス度表でのライフイベントについて色々お伝えしてきましたが、点数だけみれば私自身は大きな問題はなさそうです。
ところで、私最近ライフイベントがありました。。。というより後日そうなるのですが、いわゆる人事異動というやつです。
以前の記事で私の仕事は10人前後のスタッフのリーダーっぽいことをしながら自身も実務に就くという業務内容ですとお伝えしました。
それが、人事異動により職場が変わり、今度からリーダーっぽくなくなることになりました。
つまり、
❝22./仕事上の責任の変化/29❞
ってやつですね。人事異動は変化ですから、色々不安なこともあります。業務も全く新しい内容になるので覚えるまで時間がかかりそうです。
ところが、それがオフィシャルに決まった(9月のとある週末でした)翌週休み明けから、何かココロとカラダの調子がいいんですよ!今までカラダが重かったのが、がぜん軽くなったようなイメージです。特に月曜の朝なんかはこれまでテンションが非常に低くカラダは怠く重かったのですが、割とひょうひょうと支度をして通勤できました。まぐれかな、と思いきや、翌日もその翌日も変わることなく、続いたのでした。
そして、最も大きく変わったのが
❝3食ちゃんとお腹が空く❞
ということでした!これまでは夜にお腹が張るのでお昼を調整して食事をしていたのですが、3食のタイミング(若しくはもっと頻繁に)腹が減るようになったのです!これは食べる事が好きな私には非常に喜ばしいことでした!
何が言いたいかといいますと、今回の人事異動は私にとって良いライフイベントだったようです。
長らくリーダーっぽい仕事をやっていると色々あります。当然その業務はやりがいのあるものであったし、誇りをもって取り組んできました。
しかし、大変だったことも事実。役割上、業務量の多さもさることながら、諸々で何かと責められることも多いものです。何度となく申し上げてきましたが、カウンセラーと言っても人間です。マイナスのストロークを受ければ傷つきますし、メンタルにも不調をきたす場合もあります。
ここでカミングアウトしますと、正直これまでキツかったです。さらに、私がとりまとめる職場が私以外全員女子という職場環境も常に気配りが必要でいつも緊張感を持って仕事していました。
異動はそれはそれでショックはありましたが、今までの業務、役割から外れる解放感の方がそれを上回ったようです。何せ、胃腸に改善が見られたくらいですから!
私の場合はカラダの方に顕著に変化が見られたわけですが、今までかなりストレスを感じていたんだなぁと改めて気づかされました。
おまけ
色々お伝えしてまいりましたが、今回はこれまでで最も私自身のお話をぶっちゃけました笑
もっとも、私に限らずサラリーマン等組織に属している限り日々様々な問題を抱えながら過ごしているというのはこれまでも申し上げてきました。私はカウンセラーとしてそれなりのメンタルのコントロールやトレーニングは心得ていますが、やはりそこはひとりの人間。さらに役割上、かなり苦戦してきました😅 世の中甘くありませんね。
実のところ、仕事の苦労話、結構あるんですよ!ある程度カムフラージュこそしますが、今後折々でお話できたらいいな、なんて思ったりしています。
今回は以上になります。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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